エコロジーとは近年の住宅のテーマになっていて、人間の生活と自然との調和を図ることを目的としたものを指しています。住宅にもこの概念を適用させることが可能で、エコ住宅と呼ばれるものが登場しています。日本社会では長年にわたって経済活動が重視されてきたために、住宅についても20年から30年ほどで建て替えることを目安として建てられているものが多かったと言えます。しかし、住宅を解体することは廃棄物を多く発生させることになりますし、その分多くの森林資源を使うことにもつながります。

エコ住宅の考え方では、住宅づくりの段階から地球環境に大きな負担をかけないことをテーマとしており、環境に配慮した家づくりをすることになります。注文住宅としてエコ住宅を選択することによって、長期間住み続けることができる住宅や、解体した場合であってもリサイクルができる建材を選択することが可能になります。通常の生活を送っていく中でも多くのエネルギーが必要になりますので、省エネルギー化住宅を建てることで、自然環境に配慮することができます。注文住宅では自由な発想で家づくりをすることが可能なので、設備面においてこだわることができます。

太陽光エネルギーを利用できるソーラーシステムを取り付けることで、冷暖房の効率化を図ることや、給湯設備の面でエネルギーを節約させることが可能です。屋根や壁面の緑化を行うことや、排水や雨水を再利用することで環境に良い注文住宅を目指すこともできます。注文住宅としてエコ住宅を建てたときには、国の基準を満たすことで補助金がでる制度も設けられています。