通り抜け動線を持つ収納、これは注文住宅の間取りを作るときに考えたい機能の一つです。一般的な収納は部屋の一角に設けてあってクローゼットなどの場合は扉を開けて中に保管してあるものを取り出したり、しまったりします。ウォークインクローゼットは、中に入ることができる収納スペースで広めになっているので洋服など衣類をたくさん持っている人など注文住宅で作りたいスペースの一つになるのではないでしょうか。通り抜け動線があるタイプは、出入り口となる部分が2つあるのが特徴で入口から入り向こう側にある出口から通り抜けられる収納です。

イメージとしては廊下などに設けられた棚、棚のある場所まで歩いて、そこに保管したり置いてあるものを持ち出して別の場所に移動するといった使い方ができます。注文住宅なら間取りを工夫することでこのような収納を作ることもできるわけですが、通路となる場所に作るときには通路の幅を考えなければなりません。家族の一人がその場所で出し入れをしているとき、幅が狭いと通ることが出なくなるので不便です。不便に感じると利用するのも面倒になったり、使い勝手が悪いとなればそのような機能を使わなくなる恐れもあります。

せっかく注文住宅で作るわけですから、通路幅などのこともしっかり考えておくことをおすすめします。通り抜け収納はモノをすっきり片付けることができる、適切な場所に保管できるなどのメリットもありますが、通路幅を確保することになるので床面積が広くなることも考えておく必要があるのではないでしょうか。